手足用のデトランスαは「効果が高い」「効き目がある」と評判なので、安全性が高いのかどうか気になります。
継続した使用で副作用のリスクがあるのか、そして安全に使うコツはあるのかまとめてみました。
手足用デトランスαの安全性は高いの?
数多くの制汗剤のなかでも手足用デトランスαは効果が高く、手汗や足汗をしっかりと食い止めてくれます。
それは、収れん剤や消臭剤として使われているアルミニウムクロリッド(塩化アルミニウム)が入っているからです。
- アルミニウムクロリッド(塩化アルミニウム)が肌へと行き渡る
- 汗の中に含まれている水分と反応して複合体を形成する
- 汗腺の栓となって一時的に塞いで汗を出にくくする
このようなメカニズムとなっており、日本の薬事法の濃度は13%なのに対してデトランスαは25%と非常に高くなっています。
だからこそ、「デトランスαの安全性は高いのか?」と疑問を抱えている女性は少なくありません。
危険性の高い製品が日本で爆発的ヒットを誇るわけがないものの、敏感肌など肌質の弱い女性は使用方法に注意が必要です。
手足用デトランスαに副作用のリスクはあるの?
手足用デトランスαには多汗症の治療で用いられている成分が含まれており、少なからず副作用のリスクがあります。
どんな症状で悩まされやすいのかいくつか見ていきましょう。
- 手の乾燥⇒汗腺を封じ込めて一時的に汗の分泌を抑える形となってカサカサとした乾燥肌になる
- 肌が弱くなる⇒日常的に使っていると肌本来のターンオーバーが行われにくくなって刺激に弱くなる
- 痒みやかぶれ⇒配合成分の塩化アルミニウムによる影響で炎症が引き起こされる
- 手汗が増える⇒目に見える副作用でストレスが溜まって精神性発汗の量が増える
身体や肌に危険な成分が含まれているわけではありませんし、皮膚の上から塗布する形となるので体内に取り込まれる心配はありません。
「絶対に手汗をかきたくない」「何が何でも手汗を抑えたい」というシーンで役立ちますが、肌に不快な症状が引き起こされるリスクもあると心得ておくべきです。
デトランスαを安全に使用するには?
副作用を極力抑え、安全にデトランスαを使用して手汗を対策する方法をいくつか挙げてみました。
- 一度に大量のローションを手へと塗布するのではなく適量をしっかりと守る
- 肌が痒くなる時はコットンを水で湿らせて拭き取り、薬剤の濃度を薄める
- 翌朝にデトランスαを塗った部位を必ず濡れタオルや汗拭きシートで拭き取る
- 毎日使うのではなく、制汗効果が出てきたら使用頻度を少しずつ減らす
「たっぷりと使えば使うほど手汗を抑える効果が高くなる」と考え、目安量を守っていないと副作用のリスクが高まります。
これは安全な使用方法とは言えませんし、量に比例した効果が得られるわけではありません。
また、水で湿らせたり使用頻度を減らしたりするのも、敏感肌の女性が手汗対策でデトランスαを利用する際のポイントです。
不安な方は最初にパッチテストをしよう
「本当にデトランスαを安全に使えるのか?」と不安を抱えている方は、最初にパッチテストをしましょう。
- 二の腕など柔らかい部分にデトランスαを塗布する
- その状態で洗い流さずに24時間程度放置する
- かゆみやかぶれなどのトラブルがないかどうかチェックする
こういった方法で肌へと異常がないか確認し、問題がなければ手足用のデトランスαを使って手汗の対策を始めてみてください。